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2021-03-17

【スタッフブログ】アフリカの「虹の国🌈」南アフリカ

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こんにちは、スタッフのM美です(^^)/

今日は朝から、日本の大きな分岐点になりそうなニュースがありましたね。

札幌地裁が「同性婚不受理は、法の下の平等を定めた憲法14条に違反する」として、なんと!日本で初めて!違憲判決を下しました。

🔽ニュース参照
https://news.yahoo.co.jp/articles/0960f4f2548ce8a87c4135eb4fd866695e0c59d5

これは日本にとって、とても大きな変化ですね。

先日も、東京五輪・パラリンピック組織委員会の元会長による女性蔑視発言が話題になり、国内のみならず海外でも大きなニュースになりました。
日本はジェンダー平等やLGBTといった性差や性の多様性に関して、とても感度が低く、世界的にみても圧倒的な後進国です。

今回のニュースも過去を考えると大きな進歩ですが、明日から同性婚ができるようになるわけではなく、この後国会で法律がつくられることが必要となります。

そんな、LGBT後進国日本ですが、アフリカはLGBTに関して世界の他の地域と比べてかなり厳しいんです。

アフリカ大陸55か国のうち38か国で同性愛は非合法とされており、違反者には刑罰(実刑・罰金など)を科している国がほとんどです。
13か国では同性愛に関しては、合法か関係する法律が存在していません。

中でも、ナイジェリア北部、モーリタニア、スーダンでは同性愛者は死刑に処される場合もあります。
さらに、ウガンダやタンザニアでは、最高で無期懲役刑が課せられます。

アフリカの国によって、細かな状況は違いますが、宗教的な問題(イスラム教)や歴史的な問題が多く絡んできているというのが背景にあります。
例えば、重い処罰のあるタンザニアでは、ドイツの占領下や、イギリスの統治下にあった時代に、西欧諸国から持ち込まれた同性愛禁止の掟を飲み込み、現在にまでその思想が根付いているそうです。

そんな中、アフリカ大陸で唯一、LGBT先進国があります。

アフリカ大陸、第2位の経済大国、南アフリカ共和国です。(経済大国1位はナイジェリア)

南アフリカは、世界でもいち早くLGBTの権利の平等を推し進め、人種・文化・言語の多様性から「虹の国🌈」と呼ばれています。

また、世界で最も早く性的指向による差別を憲法によって禁止した国でもあり、2006年には、オランダ、ベルギー、スペイン、カナダに続き、世界で5番目に同性婚を実現した国でもあります。

1990年代初頭まで、アパルトヘイト政策がとられていた国とは思えない、すごい進歩ですよね。

(この件に関しては、なかなか変わらない日本は15年ほど遅れを取っていますね。)

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